先入観による既成概念が妨げに…

■ 例 ■

両腕を左右に水平に広げ、手をまっすぐ前方へ出しだ状態で腕を真下に下げると手はどうなるでしょう?

ほとんどの方は下の絵のように手が前方にそのまま出ると思われていらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、これは間違いです。
前記の状態で腕を下げると手はお腹の前で交差する筈です。

それでも納得のいかない方も多いことでしょう。

これならいかがでしょうか?

まず、上記問題の通り腕を左右に広げて手を前方に向けて90度ほど曲げます。

その腕を曲げたまま下に下ろし、ひじをわき腹につけます。

次に、同じくひじを曲げたまま下に下ろしている腕を真直ぐ前方に曲げます。
そして最後に前方に出した腕を最初の状態である左右水平の状態に開きます。
いかがでしょうか?
肩関節は一番上の絵と同じく左右に開いていますね。
でも、ひじから先はどうでしよう。

あれあれ? 上に向いていませんか?

スタートでは前方に曲がっていたひじが上を向いていますよね。

ちなみに素体弐号では上記の状態から腕をおろすとちゃんとお腹の前でクロスします。別に腕を回すという作業は必要ありません。肩のボーンを下に下げる、ただそれだけで動画のように動きます。