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足 前後 前方

大たい骨を左右交互に前後に動かしてみました。

ここで注目をして頂きたいのはもも前方骨盤からひざへ走る大腿直筋と、ももの内側股間から走る長内転筋の存在です。

筋肉とボーンは直接関係ないではないのかと思うかもしれませんが、筋肉こそが足の形状を形取っているのです。

大変微妙なので分かりにくいかもしれませんが、ももの内側にある長内転筋が浮き上がって見えるのは足を前に出す途中までです。ある角度以上になると大腿直筋の下に隠れてしまいます。

逆に足を後ろに曲げるとももの内側にある長内転筋は浮き上がり、その存在感を強くします。
もっとも、そうでなければ、足は妙なところから曲がって見えることになるのですが。

それと足を前方に曲げた際、長内転筋は胴体に食い込むように上部に移動します。
これにより股間部の形状を作り出します。
このことは座るといったポーズを作成するにあたり、重要なファクターになると思います。

つまり、両足を揃えた状態を前面から見ると長内転筋の付け根は股間のすぐ近くにあります。人体を横から見たとき長内転筋自体は足の中央部にあるのですが、正座をすると足の太さから見ると股間部は足の下側になり、長内転筋は足の下側から走るという矛盾が発生してしまいます。

ちょっと話がややこしいのですが、要するに多くの状況においても自然に見えるために努力をしているというわけです。