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尻の変形 前屈

前屈をした際のお尻の変形を開脚と閉脚で確認しています。

お尻には専用のボーンがいくつか配しております。それらが大腿部に配した筋などと複合作用してこのような形状を作り出しております。

ご覧になって分かると思いますが、胴体の一部である股間部と足は完全に独立して動いています。前屈をすると股間部は大腿部の上を移動するように後方に出てきていますよね。
しかも、その形状に不要なシワや盛り上がりは出来ていません。

もちろん、ポリゴンに乱れが無い以上、例えばビキニパンツを着させてもその形状がいびつになるようなことはありません。

さらに注意して見ると、前屈時に開脚をすると大腿部内側にある長内転筋が浮き上がっているのが分かると思います。
同時に大殿筋の存在も見て取れると思います。
このようなことにも人間としての形状を再現する条件のひとつであろうと考えております。

簡単そうに見えて、実は地獄……。それはお尻ですね。

お尻の何が問題なのかと言いますと,単純明快。お尻の形です。
詳しくは股関節を曲げて、変形をしたときのお尻の形がなかなかにままならないのです。(涙、涙)

オブジェクトを静止画用もしくは、ポーズを限定したもの、あるいはその都度修正を加えるものであれば、このような問題は発生しません。

ですから、立っているときのオブジェクトであれば、相応にきれいなオブジェクトを作成できるでしょう。しかし、そのオブジェクトを座らせると途端にお尻は歪になります。

例をあげると、立っている状態ではお尻は股関節部分にしわがありますが、座っているときは当然そのようなしわはありません。このことだけでも再現をするのは容易ではないのです。

ひとつのオブジェクトで自由にポーズをとれるようにするためには、非常に多くの時間と斬新な発想による形成が必要でした。(たぶん……)