浅田真央選手 GPF 銀メダル記念
ノクターン 再現計画 製作日記

Baji版のノクターン

■注意■ 18MBもありますよ〜

動画内には「Baji's Bone販売中」とありますが、これはこの動画を作成した当時に試験的に1ヶ月間行っていたものです。
現在は販売はおこなっておりません。

ついに完成いたしました。
レンダリング9日。Baji版のノクターンです。

浅田選手のノクターンは約3分ですが、それを半分に短縮。適当につなぎ合わせた動画を参照してモーションを作成しました。

当然モーションをアイスリンク内に入れなければなりませんので、結局はオリジナルとずいぶん違うものになってしまいました。(涙、涙)
その上、適当に移動させているために、なんとも変です。(汗、汗)まあ、アニメーションのプロではありませんので、ご容赦。

とはいえ、これはBaji's Boneのパフォーマンスを確認するための作業ですので、それについてはこの超人的な柔軟関節を無難にクリアしたことは私にとって大変に喜ばしいことと思っております。

余談ですが、当然足はタイツなのですが、これだけ高圧縮だとよく分かりませんね。(涙、涙)

2007年 2月 6日

10日目


きれいに動く骨盤

77秒 11MBあります。。

Baji's Boneではへそから下の背骨と骨盤はIKモードでは半自動になっています。あらかたモーションが完成したので、今日は骨盤と全体の修正をおこないました。

一般的に足の動きと骨盤の動きの整合性を取ることは非常に難しく、手間隙のかかる作業でした。Baji's Boneでは骨盤の動きが半自動ということで結構アバウトでもそれらしく見えます。
もちろん、この機能にはデメリットもあるのですが、今回のモーションテストでその効率性の高さを心から実感しました。
40時間で作成した動画が論より証拠です。ごらんのように簡単でしかもきれいに動きます。

余談ですが、この時点ではモーフィングは使用していません。それでもぜひ静止画(カーソルキーのコマ送り)でご覧下さい。スチルでも十分なクオリティを確保しています。静止画の品質で動画を作成できる。それがBaji's Boneの理想です。

2007年 1月 5日

9日目


勉強になりました。
さて、今日から仕事始め。
まずは不可解だったビールマンスピンの研究から。(汗、汗)

ビデオを良く見て研究。やっぱり考え違いをしていたようです。腕は耳についていましたね。
どうにからしい形状にすることはできましたが、正直、肩関節はBaji's Boneの限界を超えています。あるいはパラメータファイルの変更で可能かもしれませんが、このビールマン以外は問題は発生しませんでしたので、これを例外とした方が良いと判断しました。

修正データをUPします。7秒。
ここまでの所要時間は35時間ほどでしょうか。

2007年 1月 4日

8日目


ビールマンがおかしい
世界記録の211点で全日本選手権を優勝、おめでとうございます。
おどろきのパーフェクト。天才とはいえ、本当に努力の賜物ですね。

こちらのデータですが、どうもビールマンがおかしいようです。
取りあえずパラメータを書き換えてらしくつくろいましたが、これはまちがっていますね。さて、どうしたものでしょう。

本日は、14秒、420カット。 全2320カット。

2006年12月30日

7日目


力強い演技で魅了されました
全日本選手権。国内大会でありながら、世界一を決めるかのようなハイレベルな技術。数年前まではとうてい想像することさえできません。
浅田、安藤両選手とも完璧な演技で素晴しいの一言です。

こちらの方は、OSにエラーが出て、修正に手間取りました。(汗、汗)

本日は、7秒、220カット。 残るは600カット。

2006年12月28日

6日目


噂のズイラルシーケンス
これは絶対に変です。
なぜこのようなポーズが出来るのか。さらになぜこのようなポーズを維持できるのか。
これは人類に対する挑戦です。

なんて思ってしまうほど素晴しい技術と体力ですね。

本日は、15秒、450カット。 残るは800カット。

2006年12月27日

5日目


ついにきました〜っ(涙、涙)
さて、問題のビールマン。
どうしたらこんなポーズが取れるのかずっと疑問でした。
どうもなんだかおかしい。ビデオは画像が小さいうえに粗く、よく分かりません。このポーズを理解するのに大変な時間がかかってしまいました。(涙、涙)

ちなみに、このポーズ。ビールマンスピンに良く似ていますが、実は腕がまったく違いました。……不思議です。

本日は、5秒、160カット。

2006年12月26日

4日目


これは人間業ではない。
コマ送りで見ていると、非常に細かいところまで神経をつかっていることが分かります。
どうしてこんな短い時間でこれだけのことができるのか……。それはスーパーエリートだからですよね。

それにしてもこの開脚。とても人間業ではありませんよ。かろうじてデフォルトで再現できていますが、正直、めちゃくちゃ大変です。
Baji's Boneは標準体型を基準としているので、これは想定していませんでした。

本日は、12秒、380カット。

2006年12月25日

3日目


あれ、回転が足りない。
分かっていることとはいえ、すごいものですね。
空中での回転。プレビューしてみたら、画像とシンクロしない。あれ、2回転でした。(汗、汗)

当然のことですが、回転軸は傾いています。このためNullを回転用と回転傾き、兼移動用の2つが必要でした。

う〜ん。改めて見ると、こりゃ足が細すぎますね。

本日は、9秒、270カット。

2006年12月24日

2日目


つくづく、すごいね。
昨日のプレビューを見てまたしてもミスを発見。手を小さくするのを忘れていました。

最終的にはモーションをUPする予定ですから、いいかげんなこともできず、ちゃんと数値入力で修正。(汗、汗)。つくづく、ドジだねえ〜。

本日は集中できず、6秒、180カット。

2006年12月23日

初日


取りあえずプレビュー

こんな感じで作業しています
(TV画像はテレビ朝日放送)
まずはレオタード、スケート靴を作成。体型を細身にして頭も小さくし、真央選手に近い体に変形をします。

演技を地上波で録画、それを1分半に編集しAVIに変換。背景画像にしてトレース開始。

なお、完成したシーンデータはbajis.infoにてUPする予定です。

思っていたより画像が粗く、しかも小さいためモーションが良く見えない。(涙、涙)
適当にアンカーを打ちながら作業を進める。

本日は6.5秒、205カット。

2006年12月22日

     

 
浅田真央選手、フィギュアスケート、グランプリファイナル、銀メダルおめでとう。
ということで、かねてよりの告知通り、モーションのトレースをやってみようと思います。

都合で2日遅れの20日から作成開始。モーションは完璧なSPのノクターンを選択。

いやあ、16歳のキャリアの子供がスローなピアノソロで演技するというのは正直、びっくり。いくら天才でもそれは無茶だろうと思ったら。やはり天才はすごいですね。私の常識など軽〜く飛び越えて、見事に演じきりました。

FPでは無理難題な高何度の技に挑戦するも失敗し順位を下げ、本人は残念だったとは思いますが、どうして、どうして。銀メダルです。大変素晴しいと思います。

 
主村ファンとしてはSPでつまづいてしまったことは残念でしたか、まだまだお姉さんも元気です。「後がつっかえてんだよ」なんて言葉は「実力で奪え」と、これからも頑張って欲しいものです。

それと画像をお借りしておいて注文を付けるのも失礼とは思いますが、韓国のキム・ヨナ選手の演技をして『妖艶』と称するのはどうでしょう。
彼女はまだ16歳の子供です。本人がそれを賞賛と捕らえているのであれば良いとはおもいますが、私には抵抗があります。あの可愛らしいイナバウアーを見て妖艶はちょっとかわいそうな気がします。

同じ東洋においてグローバルな感覚を持った逸材ですので、大切にしたいですね。

2006年12月22日